#シェーグレン症候群 に代表される #膠原病 の症状でもある #ドライマウス は #陰きょう脈 を整えると改善します
唾液が出にくい方も多く来院されます。
そういう方を気の感覚や脈診を使って調べてみると
上丹田(気)・中丹田(血)・下丹田(水)のバランスをとる
「陰きょう脈」に問題(ひずみ)があることが多いです。
膠原病に分類される
シェーグレン症候群
関節リウマチ(RA)
IgA腎症
皮膚筋炎
全身性エリテマトーデス(SLE)
心サルコイドーシス
などの方にも共通しています。
そういう方には 陰きょう脈の宗穴である
照海 という ツボ のある 右足 に
かざしてみると 大きな反応 が あります。
そこに 鍼治療 を すると
さらさらとした唾液が出てくることが多いです。

画像の出典: https://gogyoantoyoigaku.wordpress.com/
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気血水のバランスが回復すると
部分寛解の範囲が広がるため
症状が楽になります。
寛解していくことで
薬の副作用が軽減したり
減薬できるようになったりもします。
実際の鍼治療は他のアプローチもしますが
陰きょう脈が気血水を調整する
重要なポイントであることは念頭に置いています。
さらさらとした唾液は免疫力を強めるので
口腔内に常在する悪玉菌の歯周病菌が
悪さをすることを抑えます。
歯槽骨の奥に入り込んだ歯周病菌も
さらさらとした唾液が出ていると
悪さをしにくい状態になります。
酸素の少ない歯槽骨に入り込んだ歯周病菌は
血管を通じて全身に散らばっていきます。
口腔内の歯周病菌は
免疫に関係する腸内フローラ(細菌叢)にも
悪影響をもたらします。
口腔内の歯周病菌の1つである
ポルフィロモナス・ジンジバリス菌(Porphyromonas gingivalis)は
血液で急激に増殖する歯周病菌で子宮内膜にも常在しようとします。
ジンジパインというタンパク質分解酵素を口腔内で分泌することで
免疫細胞である白血球(好中球)に作用して免疫機能に誤作動を起こし
周囲の細菌が殺されなくなるように作用します。
ペプチジルアルギニンデイミナーゼ(PADs)
と呼ばれる酵素群によって行われるシトルリン化で
タンパク質を別のタンパク質に変えてしまうことで
関節リウマチ(RA)を引き起こすこともあります。
関節リウマチ(RA)や膠原病を
十代後半以降の若い時から発症してしまう
女性がいるのは生理による出血が始まった後に
子宮内フローラ(細菌叢)も悪化させてしまい
経皮吸収率の高い生殖器から全身に広がってしまうからです。
口腔内の歯周病菌の1つである
フソバクテリウム・ヌクレアタム菌(Fusobacterium nucleatum)は
特に大腸癌の発症にも関与する歯周病菌で
女性ホルモンで増殖する歯周病菌の
プレボテーラ・インテルメディア菌(Prevotella intermedia)
プレボテーラ・ニグレセンス菌(Prevotella nigrescens)
プレボテーラ・メラニノゲニカ菌(Prevotella melaninogenica)
との間で共凝集による物理的接触によって
バイオフィルム形成を促進するなどして他の悪玉菌も増やすため
悪玉菌が優勢な腸内フローラ(細菌叢)となって免疫力が低下するので
女性の癌死亡率の第1位は大腸癌となっています。
口腔内の虫歯菌である
ストレプトコッカス・ミュータンス菌(Streptococcus mutans)は
通性嫌気性のレンサ球菌の一種で口腔内の免疫を落とすことで
歯周病菌の増殖を助けてしまいます。
口腔内にも常在できる
クレブシエラ・ニューモニエ菌(Klebsiella pneumoniae)は
呼吸器感染症などを引き起こす肺炎桿菌ですが
クローン病や潰瘍性大腸炎などの
膠原病の発症にも関与します。
シェーグレン症候群になると
口腔内の免疫を高める唾液が出なくなることで
これらのキーストーン病原体と呼ばれる
悪玉菌の影響を防げなくなり
免疫異常が固定してしまいます。
歯槽骨に入り込んでしまった歯周病菌は
歯医者でも外科的には対応できません。
悪玉細菌が活動しにくい環境にするためには
バイオレゾナンス医学の視点で
気血水を整えるという視点も重要です。